January 13, 2007

西新橋の『新ばし 笹田』

column_070113_2.jpg久々に「人には教えたくないな」と思った素晴らしい和食屋さんです。今年6月にオープンし、食関係のライター仲間や編集者から評判は何度も聞いていたのですが、このたびやっと訪問することができました。コースは懐石スタイルでおまかせ1万円のみですが、内容、量を考えたら、かなりの高コストパフォーマンスです。

1品目の「白子の茶碗蒸し」はなめらかでコクなる白子とふるふるの卵生地が溶け合い、寒空の冷えた体をじんわり温めてくれます。上質な刺身や、ノドグロのお椀、海老芋の揚げ物、出汁が染み込んだおでん(野菜の炊き合わせの代わりにおでん、というのも面白いですね)肉厚な牡蠣の酢の物など、どれ一つとってもハズレがないのが見事。味わいはきめ細やかで、料理の流れというものもきちんと心得ていて、ご主人の並々ならぬ実力が伝わってきます。酒飲みに特にうれしい「香箱ガニ」(写真)は体にたっぷり卵と味噌をもっていて、日本酒が怖いほど進んでしまいました(笑)。ご主人は名店「京味」出身。カウンターのみの狭いお店ですが、奥様と2人で一生懸命もてなしてくれます。間違いなく今年の和食ナンバーワン、予約のとれない店になる前に、絶対に行くべき!です。

『新ばし 笹田』
東京都港区西新橋1-18-8尾坪ビル1F
☎03-3507-5501
営業時間/18時~最終入店はご相談。
日曜・祝日
地下鉄新橋駅より徒歩6分

Posted by 鈴木美和 : 12:55 PM | コメント (0)

新宿伊勢丹の『be(ビー)』

column_070113_1.jpgフランス料理界の巨人、アラン・デュカスがブーランジュリー(パン屋)と、エピスリー(食材店)を組み合わせたショップを日本に初出店。『be(ビー)』はフランスの伝統的な製法で作られる天然酵母パン(写真はオレンジピール入り)やサンドイッチ、サラダ、デザートのほか、デュカス氏が厳選したオリーブオイルやパテ、パスタソースなどの食材も気軽にテイクアウトできます。店内にはイートインスペースもあり、高級レストランさながらの洗練されたサンドイッチや、アツアツのピッツァをワインやシャンパンとともに楽しめるのが魅力的。忙しいときのレスキューグルメ、いつもの食卓を手軽にランクアップさせるのに欠かせない一軒になりそうです。

『be』
東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店B1 
☎03-5366-3185 
営業時間/10:00~20:00(イートインは19:30LO) 
不定休
JRほか新宿駅より徒歩5分

Posted by 角田秀夫 : 12:49 PM | コメント (0)

November 18, 2006

京都の『欧風料理 萬春』

column_060903.jpg「そうだ、京都行こう」と思い立つのは、なぜか秋。紅葉の美しさもさることながら、食欲旺盛の秋にはおいしい和食を食べに行きたくなるのかも。でも京都の美味は和食だけじゃありません。実は洋食、特に肉料理のおいしいお店が豊富にそろっているのです。

なかでも、芸妓さんや西陣の旦那衆、歌舞伎役者さんなど舌の肥えた地元人にも愛されているのが、「萬春」です。風情ある町並みが残る上七軒にあり、もともとお茶屋だったものを34年前、3代目の女将が京都ホテルで修業を積んだ弟さんをシェフに迎えて欧風料理の店としてリニューアルしました。必食の「ステーキサンド」4000円は、厚さ3cmはあろうかという分厚い和牛と、飴色になるまで炒めた玉ねぎをソフトな食パンで挟んだだけとシンプルですが、そのおいしさは芸術的。肉はしっとりピンク色の断面が美しく、澄み切った味わいと香りに思わず陶然となります。同じく和牛を使った「ビーフカツサンド」3990円も人気。正当派フランス料理をベースに、若狭のぐじや京湯葉など、京都の素材を巧みに生かしたメニューもお見事。京都の食事情の奥深さ、底力を感じる一軒です。

欧風料理 萬春
京都府京都市上京区北野上七軒
☎075-463-8598
営業時間/17時〜23時30分
水曜・第3木曜定休
地下鉄今出川駅より徒歩20分

Posted by 鈴木美和 : 09:45 AM | コメント (0)

September 03, 2006

銀座の『ダルマサーガラ』

column_060903.jpgこれまで日本でインド料理といえば、ほとんどが北インド料理でしたが、今年は南インド料理店が大ブーム!人口の7割がベジタリアンのため野菜料理が充実し、ナンではなく米が主食なので、日本人にも合う、油も控えたあっさりとした味わいが特徴です。

ここ「ダルマサーガラ」はインドの数々の名門ホテルでシェフを務めたヴェヌゴパールさんが腕を振るい、数十種類のスパイスを駆使した極上のカレーを楽しませてくれます。特にオススメは「ミールス」2200円。ライスの上にラッサムと呼ばれる酸っぱいスープ、数種類のカレー、野菜の香味炒め、ヨーグルトなどをお好みで混ぜていただく南インドの定食です。様々なスパイスがおりなす香り高い料理は、食べ進むうちに不思議なほど体がすっきりしてきますよ。カトラリーもありますが、ぜひ指先で混ぜながら食べる現地のスタイルにトライしてみてください(これが美味しいんです!)。スパイスで新陳代謝が高まり、野菜がたっぷりで健康や美容にも効果的。厳しい残暑も南インドカレーで元気に乗り切りましょう!

ダルマサーガラ
東京都中央区銀座4-14-6ギンザエイトビル2F
☎03-3545-5588
営業時間/11時30分〜14時L.O.、17時30分〜21時30分L.O.
土曜、祝日は12時〜15時L.O.、17時〜21時L.O.
月曜定休(祝日の場合は翌日休)
地下鉄東銀座駅より徒歩2分
http://www.didisworks.com/Dharmasagara/top.htm

Posted by 鈴木美和 : 08:00 AM | コメント (0)

May 16, 2006

世田谷の『ウサヤ・デ・タパス』

column_060516.jpgこのところフードシーンを賑わせているバルスタイルのお店。「バル」とはもともとスペインの居酒屋のことで、ワインに合うつまみが少量ずつ楽しめる、気軽なスタイルが日本人にも大人気です。ここ数年、オープンラッシュが続いていますが、なかでも親しみやすさはそのままに、おいしい料理をしっかり楽しませてくれるのが、東京・下北沢にある『ウサヤ・デ・タパス』です。

北口駅前市場の入り組んだ路地にある7坪の小さな店内は中央に大テーブルがドーンと置かれていて、まるで友人の食卓に招かれたよう。2階に上がると印象は一転、床に低いソファや小さなテーブルを配した、ゆったりくつろげる空間になっています。オーナーシェフの吉川倫平さんは、フランス料理のシェフを務めた方で、料理はラタトゥイユ、キッシュロレーヌ、ポトフなどフランスの家庭料理から、スペインのテイストをミックスさせた創作つまみまで多彩。手頃でおいしいグラスワインが揃うのも魅力で、行き着けの一軒になりそうです。

ウサヤ・デ・タパス
東京都世田谷区北沢2-968
080-3158-4613
営業時間/18時〜翌2時 
日曜・祝日定休
小田急線、京王線下北沢駅より徒歩1分

Posted by 鈴木美和 : 01:30 PM | コメント (0)