久々に「人には教えたくないな」と思った素晴らしい和食屋さんです。今年6月にオープンし、食関係のライター仲間や編集者から評判は何度も聞いていたのですが、このたびやっと訪問することができました。コースは懐石スタイルでおまかせ1万円のみですが、内容、量を考えたら、かなりの高コストパフォーマンスです。
1品目の「白子の茶碗蒸し」はなめらかでコクなる白子とふるふるの卵生地が溶け合い、寒空の冷えた体をじんわり温めてくれます。上質な刺身や、ノドグロのお椀、海老芋の揚げ物、出汁が染み込んだおでん(野菜の炊き合わせの代わりにおでん、というのも面白いですね)肉厚な牡蠣の酢の物など、どれ一つとってもハズレがないのが見事。味わいはきめ細やかで、料理の流れというものもきちんと心得ていて、ご主人の並々ならぬ実力が伝わってきます。酒飲みに特にうれしい「香箱ガニ」(写真)は体にたっぷり卵と味噌をもっていて、日本酒が怖いほど進んでしまいました(笑)。ご主人は名店「京味」出身。カウンターのみの狭いお店ですが、奥様と2人で一生懸命もてなしてくれます。間違いなく今年の和食ナンバーワン、予約のとれない店になる前に、絶対に行くべき!です。
『新ばし 笹田』
東京都港区西新橋1-18-8尾坪ビル1F
☎03-3507-5501
営業時間/18時~最終入店はご相談。
日曜・祝日
地下鉄新橋駅より徒歩6分
フランス料理界の巨人、アラン・デュカスがブーランジュリー(パン屋)と、エピスリー(食材店)を組み合わせたショップを日本に初出店。『be(ビー)』はフランスの伝統的な製法で作られる天然酵母パン(写真はオレンジピール入り)やサンドイッチ、サラダ、デザートのほか、デュカス氏が厳選したオリーブオイルやパテ、パスタソースなどの食材も気軽にテイクアウトできます。店内にはイートインスペースもあり、高級レストランさながらの洗練されたサンドイッチや、アツアツのピッツァをワインやシャンパンとともに楽しめるのが魅力的。忙しいときのレスキューグルメ、いつもの食卓を手軽にランクアップさせるのに欠かせない一軒になりそうです。
『be』
東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店B1
☎03-5366-3185
営業時間/10:00~20:00(イートインは19:30LO)
不定休
JRほか新宿駅より徒歩5分
「そうだ、京都行こう」と思い立つのは、なぜか秋。紅葉の美しさもさることながら、食欲旺盛の秋にはおいしい和食を食べに行きたくなるのかも。でも京都の美味は和食だけじゃありません。実は洋食、特に肉料理のおいしいお店が豊富にそろっているのです。
なかでも、芸妓さんや西陣の旦那衆、歌舞伎役者さんなど舌の肥えた地元人にも愛されているのが、「萬春」です。風情ある町並みが残る上七軒にあり、もともとお茶屋だったものを34年前、3代目の女将が京都ホテルで修業を積んだ弟さんをシェフに迎えて欧風料理の店としてリニューアルしました。必食の「ステーキサンド」4000円は、厚さ3cmはあろうかという分厚い和牛と、飴色になるまで炒めた玉ねぎをソフトな食パンで挟んだだけとシンプルですが、そのおいしさは芸術的。肉はしっとりピンク色の断面が美しく、澄み切った味わいと香りに思わず陶然となります。同じく和牛を使った「ビーフカツサンド」3990円も人気。正当派フランス料理をベースに、若狭のぐじや京湯葉など、京都の素材を巧みに生かしたメニューもお見事。京都の食事情の奥深さ、底力を感じる一軒です。
欧風料理 萬春
京都府京都市上京区北野上七軒
☎075-463-8598
営業時間/17時〜23時30分
水曜・第3木曜定休
地下鉄今出川駅より徒歩20分
これまで日本でインド料理といえば、ほとんどが北インド料理でしたが、今年は南インド料理店が大ブーム!人口の7割がベジタリアンのため野菜料理が充実し、ナンではなく米が主食なので、日本人にも合う、油も控えたあっさりとした味わいが特徴です。
ここ「ダルマサーガラ」はインドの数々の名門ホテルでシェフを務めたヴェヌゴパールさんが腕を振るい、数十種類のスパイスを駆使した極上のカレーを楽しませてくれます。特にオススメは「ミールス」2200円。ライスの上にラッサムと呼ばれる酸っぱいスープ、数種類のカレー、野菜の香味炒め、ヨーグルトなどをお好みで混ぜていただく南インドの定食です。様々なスパイスがおりなす香り高い料理は、食べ進むうちに不思議なほど体がすっきりしてきますよ。カトラリーもありますが、ぜひ指先で混ぜながら食べる現地のスタイルにトライしてみてください(これが美味しいんです!)。スパイスで新陳代謝が高まり、野菜がたっぷりで健康や美容にも効果的。厳しい残暑も南インドカレーで元気に乗り切りましょう!
ダルマサーガラ
東京都中央区銀座4-14-6ギンザエイトビル2F
☎03-3545-5588
営業時間/11時30分〜14時L.O.、17時30分〜21時30分L.O.
土曜、祝日は12時〜15時L.O.、17時〜21時L.O.
月曜定休(祝日の場合は翌日休)
地下鉄東銀座駅より徒歩2分
http://www.didisworks.com/Dharmasagara/top.htm
このところフードシーンを賑わせているバルスタイルのお店。「バル」とはもともとスペインの居酒屋のことで、ワインに合うつまみが少量ずつ楽しめる、気軽なスタイルが日本人にも大人気です。ここ数年、オープンラッシュが続いていますが、なかでも親しみやすさはそのままに、おいしい料理をしっかり楽しませてくれるのが、東京・下北沢にある『ウサヤ・デ・タパス』です。
北口駅前市場の入り組んだ路地にある7坪の小さな店内は中央に大テーブルがドーンと置かれていて、まるで友人の食卓に招かれたよう。2階に上がると印象は一転、床に低いソファや小さなテーブルを配した、ゆったりくつろげる空間になっています。オーナーシェフの吉川倫平さんは、フランス料理のシェフを務めた方で、料理はラタトゥイユ、キッシュロレーヌ、ポトフなどフランスの家庭料理から、スペインのテイストをミックスさせた創作つまみまで多彩。手頃でおいしいグラスワインが揃うのも魅力で、行き着けの一軒になりそうです。
ウサヤ・デ・タパス
東京都世田谷区北沢2-968
080-3158-4613
営業時間/18時〜翌2時
日曜・祝日定休
小田急線、京王線下北沢駅より徒歩1分
毎年、どんどん早くなっているイチゴの旬。私が子供の頃なんて3~5月が最盛期だったのに、今では12~2月というから驚きです。もちろん、パティスリーではケーキのために1年中必要になるわけで、国産だけでなく、タスマニアやアメリカなど輸入物も数多く出回っています。しか~し!イチゴはやはり日本人にとって、春を象徴する特別なフルーツ。「日本の最高級イチゴを、心おきなく頬張ってみたい」と願うストロベリー・ラヴァーは、「千疋屋総本店」の「ストロベリーパフェ」1365円をぜひ!さすが高級フルーツ店の代名詞というだけあって、イチゴのハリとツヤ、弾けるジュースのみずみずしさは圧倒的です。大きな粒がゴロゴロ入り、バニラアイスクリーム、生クリーム、イチゴソースというシンプルな作りが、さらにその存在感を際立たせています。これぞイチゴの中のイチゴ。惜しみない賞賛を贈ってやりたくなるスペシャルなパフェなのです。
千疋屋総本店 日本橋本店
東京都中央区日本橋室町2-1-2日本橋三井タワー
03-3241-1630(フルーツパーラー、レストランに直結)
営業時間/11時~21時30分LO(日曜・祝日~21時LO)
無休
地下鉄三越前駅に直結。
2004年9月にオープンした新店ですが、オーナーシェフは「オー・バカナル」、「アディング ブルー」などでシェフを務めたベテラン、三谷青吾さん。訪れる前から期待満々でしたが、予想をはるかに上回る素晴らしさでした。店内は木と漆喰の壁を基調にした温もりのある空間で、フランスの田舎町にある星付きレストランを思わせます。ゆったりとしているのに、ほどよく節度があり、決して「ユルく」はない空気感。訪れた人ならこの感じ、わかっていただけると思います。
メニューは前菜、魚料理、肉料理をそれぞれ2~3種類の中から選ぶことができます。どれも目を見張るほど素材がよいので、料理は必然的にシンプルになるのですが、火の入れ方、ソースの味わいの緻密さなどは、さすがベテランらしい貫禄と余裕が感じられます。そして(ここが重要ですが)、何も難しいところはなく、素直においしいと思える味。新店なのにこれほど安心して身を任せられるのって貴重です。初めてなのに馴染みがあるようでもあり、客層は30代以上の大人ばかりですが、お高くとまっていない感じが若輩者の私にも好感度大です。この日は厚岸産の生がきとウニの前菜、魚は平目のアメリケーヌソース、肉はシャラン産のキジを1羽丸ごと焼いてもらい、3人で分けました。ワインも結構飲んで予算は1万円くらい。ワインも手頃なものが揃っています。
東京都目黒区三田1-12-26地下1階
03-3712-0369
営業時間/18時~(バータイムは21時30分~)
不定休
JRほか恵比寿駅より徒歩6分。恵比寿ガーデンプレイスの裏。
寒い夜には心も体も温めてくれる料理が恋しくなるもの。そんなときにおすすめなのが、アツアツのチーズがとろけるピッツァ。南イタリアで修行した井上勇シェフのピッツァは、石窯で焼く本格ナポリスタイルで、もちもちの生地と香ばしい皮がたまらなく美味。チーズはプロヴォラ・アフミカータという燻製チーズも使い、ぐっと深みのある味わいに。生ハム、トマト、バジリコなどの素材もみずみずしく、旨みが濃く、ひと口いただけば、いかに吟味されたものかがわかるはず。ほかにも「カサレッチェ」、「チッチョリ」など、「これ何?どんな味!?」と詰め寄りたくなる郷土料理がいっぱい。手ごろなワインも揃い、イタリアらしい気さくなサービスも心地よし。店の隅々からイタリアを愛するシェフの心意気が伝わってくる。
東京都目黒区中目黒2-10-19
03-5722-6789
営業時間/18時~24時L.O.(土曜・祝日12時~14時L.O.、18時~22時L.O.)
月曜定休
東急東横線中目黒駅より徒歩10分
めっきり涼しくなってきた今日このごろ、体は元気なつもりでも、実は夏の間にたまった疲れは今ごろになってやってきます。そこでオススメしたいのが、身も心もシャキッとするスパイス料理。なかでも、赤塚で名を馳せた名店『芝蘭』が今年オープンした2号店(銀座店)は目下のイチオシです。花山椒や唐辛子、豆板醤をふんだんに使いながら、奥に甘みや酸味も感じさせる深みのある辛さで、香りの際立たせ方もさすがです。ご主人の下風さんが四川の特級厨師をスカウトしてきたというだけあり、時差のない現地の料理が楽しめるのもうれしいところ。おすすめは陳麻婆豆腐や坦々麺などの伝統料理や、フランス産の鳩をじっくり煮込んだ薬膳スープ。ぜひお試しあれ!
東京都中央区銀座7-8-15銀座新橋会館2F
03-3573-0301
営業時間/11時~15時(14時30分L.O.)、17時~22時(21時30分L.O.)、土は11時~22時(21時30分L.O.)
日曜定休
本店は富ヶ谷にある『テオブロマ』ですが、新宿三越の地下アルコットにも『テオブロマ・ジュニオ』を出店していて、製菓材料のお店「cuoca」へ行く途中についつい寄って買ってしまいます。東京都新宿区新宿3-29-1 新宿三越アルコットB2F
仕事の合間にふらっとトルコ料理店へ。興味本位で初体験となるケバブランチ(1475円)を注文。ヨーグルト味のスープはすっきりやさしい味わいで、夏にぴったり。ケバブは串に刺した羊肉の直火焼きで、肉汁がしたたるアウトドア系の味です。東京都渋谷区渋谷2-19-20 宮益坂岡ビルB1F
03-3486-2995
茅場町にある有名な天ぷら屋さんです。厳選素材を使った天ぷらが次々と運ばれてきますが、どれもこんがりサクサク、瞬間的に平らげてしまいます。油に弱い私は「途中で飽きないかな」、と心配していたのですが、最後まで胃にもたれることなど全くなし。女性にぜひおすすめしたいです。写真はあなご天ですが、写真ではいまいちおいしさが伝わらないのが残念です。六本木ヒルズなどにもお店があるようです。予算は、お昼は1200円〜、夜は5000円前後〜です。
中央区日本橋茅場町3-4-7
03-3664-9843
このお店は小籠包(ショウロンポウ)が東京一と雑誌で紹介されたこともある名店です。噂に違わず、とってもおいしい小籠包なのですが、5つ中4つは上手く食べられずに痛恨(1つヤケド、3つ汁モレ)。うまく食べるコツは、1.早すぎず遅すぎず、タイミングを見計らって、2.裏に返して一口で食べる、ということを学習した次第です。もっと上手な食べ方を知っている人がいたら、ぜひ教えてください!
新宿で時間があいたので、こだわりのハンバーガーが人気の「Standard Deli」に。新宿区新宿4-1-7ジャーナルスタンダード3階
幡ヶ谷にオープンしたイタリアン『ディリット(DIRITTO)』に行ってきました。