シャンパンは女性をくどく小道具?

 みなさんは 「シャンパンとは何か」と質問されたらどのように答えますか? 案外知っているようで、正確に説明できる人はそれほど多くないのではありませんか。大体は、ポンっとコルクが飛んで泡が立つ「高いワイン」と思っていることでしょう。
 
 
簡単にいうと、シャンパンは、フランス特産で、パリの東140キロにある、シャンパーニュ地方で作られる発泡ワインのことです。シャンパンとは英語で、フランス語でシャンパーニュ、漢字で書くと三鞭酒となります。 本物のラベルには、かならずChampagneと書いてあり、シャンパーニュの名を名乗るためには、決められた地区の決められた品種のブドウを使い、決められた製法で造らなければいけません。それ以外は、けっしてシャンパーニュとは名乗れないのです。
 同じ製法で造られた発泡ワインは、もちろん、フランスにはたくさんあります。これらはヴァン・ムスー(泡の酒)と呼ばれています。この手の発泡ワインにも、とてもすばらしいものがあります。

 シャンパンの造り方は、「瓶内二次発酵法」といって、発酵が終わったワインを瓶に詰めるときに糖分を入れます。そうすると、酵母がその糖分を食べて炭酸ガスを造ります。そのガスを瓶の中に閉じこめ、針金でコルクをしばって飛ばないようにするのです。
 この方法を考えたのが、ドン・ペリニョンという修道士とのこと。彼の名は、いまや最高級のシャンパンの銘柄になっています。
 シャンパンは18世紀のフランスの宮廷やサロンで大流行しました。いまでも、シャンパンの抜かれる晩餐は最上級とされていますが、ヨーロッパでは、女性を口説く効果的な小道具という意味合いも強いとか。男性とシャンパン付きのディナーを共にする、というのは、すべてを了解したことになるそうです。
 シャンパンの泡は、妙に人の心を浮かれさせるのでしょうね。


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