チーズ・ワイン・パンの三角関係

 チーズを使った料理はいろいろありますが、やはりチーズ好きなら基本はチーズそのものを味わいたいですね。フランス人は「今日はお昼が重かったから、夜は簡単にしよう」と、パンとチーズだけで夕食を済ませてしまうときもあるそうです。チーズには全栄養素が含まれているというから、これだけでも十分、一食分として成り立つのです。

 ワインに口うるさい人がいるように、チーズにも「○○チーズなら、ワインは○○」という人がいます。しかし、たとえばロックフォールチーズひとつとっても、「あの塩味の強さには、甘い赤」という意見もあれば、「甘口の白が絶対あう」とさまざまな意見があります。あまり気にしなくてもいいでしょう。

 ただ、基本路線としては、チーズとワインは、同じ地方でできたもの同士のほうが、相性のよいものが多いようです。また、赤、白、ロゼのそれぞれ合う中で、どうしても1本というときは、赤ワインが合わせやすいでしょう。さらにパンを合わせるときは、パンはわき役でしかないので、塩味だけのフランスパンや、パン・ド・カンパーニュ(田舎パン)、ライ麦パンなどのように、あまり自己主張しないパンが最適です。ミルクや卵、砂糖などを大量に使用したリッチなパンは避けましょう。

 チーズもワインもパンも、もとをたどれば同じメソポタミア生まれ。互いに補完しあい、引き立てあう、いい関係なのです。

 

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