キッチンの名脇役「アレッシー」

 みなさんはキッチンにどのような思い入れを持っていますか?

 ジーシェフの取材でさまざまな家庭におじゃますると、みなさんがキッチンに深い愛情をかけていることに気づきます。広くてきれいなキッ チンばかりでなく、たとえ狭くても、お気に入りの絵を飾っていたり、アジア ンテイストでまとめていたり、機能美を追及していたり……。やはり毎日の暮 らしがあるところですから、思い入れもその分深いみたいです。

 また、みなさんそれぞれ「こだわりのキッチンウェア」も必ずといっていいほど持っています。旅先で出会った湯呑み、結婚祝いにいただいたプレート、お料理教室を卒業したときの記念品、インテリアグッズ、食器、フラワーベース、パーティー用品などなど、暮らしを彩るありとあらゆるモノがキッチンには集まっているようです。
 
 実は、私も大好きなキッチンウェアがあります。 もう何年も前になるのですが、仕事で海外に行った折に出会った「アレッシー」という会社のエッグスタンド。ちょこんとお尻をついて、足を投げ出した形で座ったキャラクターの頭に、卵を乗せる形になります。スプーンも持っていて、帽子部分には塩を入れるようになっています。たまらなくキュート! そしてどこかほのぼのとした雰囲気に癒され、惹き付けられてしまいました。

 アレッシー社は本店をミラノに構えるハウスウエアと生活グッズのトップブランドです。 1921年にステンレススチール製品のメーカーとして出発し、いまやそのデザインと品質は世界的に有名になりました。1970年代から、技術力と デザインのクオリティの高さを表現していくために、世界を代表する社外の建築家やデザイナーを起用して「ミクロの建築」ともいうべき質の高いコレクションを発表したのです。アレッシーの展開は、ステンレススチールのテーブルウェアにとどまらず、調理器具、食器、キッチンウェア、時計などにも及んで、それらの製品の数々は工業デザインの世界に衝撃を与えたといいます。「真なるデザインは、芸術と、そして詩につながる 」というアレッシー社の哲学は、時代を象徴する製品を創り出し、インテリアに詳しくない人でもブランド名が通用するほど爆発的に認知度をあげることになりました。私も見かけるたびについつい買ってしまうので、今ではとってもカラフルなキッチンとなっています。

 キッチンにカラフルでかわいいお気に入りアイテムをひとつ置いておくだけで、そこがとっておきの楽しい空間に変わります。ぜひお試しください。


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