フランス菓子を楽しく食べよう
 スイーツといえば代表的なのがフランス菓子。「フランス菓子」という語感は、なにやら人の口元をほころばせてしまうような力がありますね。

 そもそもフランス菓子とは、洋菓子の中でも組み立てが計算され尽くされている、洗練されたお菓子なのだそうです。ヨーロッパ文化の中心にあったフランスは、食文化においても、他国の様々な素材や技法を取り入れながら、独自の文化を築いてきました。
 フランス菓子の特徴としては、一つのケーキの中に複数の異なった味、異なった香り、異なった歯ざわりを詰め込み、それらが融合することで強い食べごたえを出す技法が代表的です。たとえば歯ざわりをあげると、とても柔らかいクリームの中にほんのわずかに固いものを入れて、食べている最中にその固さを感じさせ、次に来るクリームの柔らかさをより強く感じさせて強調するのです。なんとなく、すいかにちょっぴり塩を振りかけて、すいかの甘みを感じさせるの似ていますね。フランス菓子では、このテクニックを味、香り、歯ざわりのすべての要素で多用します。

 たとえば、フランスでもっともポピュラーなお菓子といわれる「マカロン」。卵の白身をかたく泡立てたものに粉砂糖とアーモンドの粉を加えて丸く焼いたお菓子です。中にはクリームがはさんであるのですが、これはいろいろな種類があり、ガナッシュ(生チョコレート)やバラの香りのクリーム、ミントの香りのクリーム、などなど時期によっても変わります。砂糖衣のような、かりっ、ほろっとしたような、それでいてふわっとした食感、そのあとに続くアーモンドのコク。そして趣向をこらしたおいしいフィリングを挟みこんだマカロン。1つでもコーヒーに添えれば食後のおいしいデザートになりますし、パーティなどの差し入れにも喜ばれますよ。

 何気なく食べているフランス菓子ですが、味や香り、歯ざわりを気にしながら食べてみると、新しい発見があるかもしれませんね。


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