水ようかんで夏バテ撃退!
 最近の夏は真夏日が続き、夏バテからなかなか復活できない人も多いことでしょう。そんな人に耳よりな情報です。甘くておいしい水ようかん、実は夏バテにもいいそうです。 これは中国薬膳にも使われているのです。

 中国で夏バテを防ぐ代表的な食べ物の一つに、緑豆(りょくず)があります。中国漢方では、食べ物にはからだが温まるとか冷えるとかの薬性(食性)があると考えています。夏は「寒」とか「涼」とかの食性をもった食べ物をとると、からだの熱が取りのぞかれて、暑さもしのぎやすくなります。
 「寒」の食性をもつ緑豆には、からだの熱をさまし、利水(尿や発汗)の効果があるため、これを煎じてお茶がわりに飲んだり、おかゆにしたりします。最近では、日本でも緑豆が手に入るようになりましたが、難しい場合には、やや食性は落ちるものの、同じような効果をもつ小豆(あずき)で代用できるそうです。

 また中国の人は、夏の暑いときに氷水や冷たい茶を飲まずに、湯冷ましや熱い茶を飲むのが習慣となっています。 蒸し暑い夏に冷たい飲み物を摂り過ぎると、胃腸で吸収されず、汗や尿となって排泄される水分代謝がうまくいかなくなります。その結果、余分な水分が腹にたまり、歩いていて「チャポン、チャポン」となるのを、薬膳では「振水音(しんすいおん)」といい、水分のとりすぎの印です。 水分のとりすぎは、体がだるくなり、夏バテに拍車をかけます。食欲不振、胃の不快感、吐き気、下痢などの症状が起こります。

 ところが、熱いお茶は違います。お茶に含まれるカフェイン、タンニン、アミノ酪酸などの主成分には、血行と新陳代謝を促す薬膳効果があります。疲労回復、老化防止、ストレス解消、動脈硬化から、制がん作用まで「幅広い効き目がある」と実証されているのです。 台湾では「茶は肉を削るので子供には飲ますな」といわれるほど。 ウーロン茶や鉄観音茶、プーアル茶などは脂肪を溶かし、利尿作用を促す働きがあるので、ダイエット効果も期待できるとか。

「暑い夏こそ、熱い中国茶を飲むと暑気払いになる」というのが薬膳の教え。今度の夏は水ようかんと中国茶、これで体調を整えてみるのはいかが?



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