南国フルーツの底知れぬパワー
 熱帯の国々で市場を訪れると、見たこともない食材に出会うことがあります。
 10年以上前、カルカッタの市場で生まれて初めて「スターフルーツ」を目にしました。横断面が星形をしているのが珍しく、店の人が「まだ若いから、カレーに入れて煮込むしかない」と言っていたのに、強引に買ってきて生で食べたら、やっぱり酸っぱくて食べられなかった苦い思い出もあります。

 以前は、日本では高級フルーツ店くらいでしか置いていなかった熱帯果物ですが、最近では、近所のスーパーでもマンゴーやパパイヤ、アヴォカド、ライチなどを目にするようになりました。

 これら熱帯果物の中で、「果物の王様」(一説には「果物の魔王」という表現もあります)と呼ばれているのが「ドリアン」。子供の頭ほどの大きさで、木質のトゲに覆われた姿とその強烈な異臭から「悪魔の果物」という異名もあるそうです。果肉はねっとりとなめらかで、生クリームのような濃厚な甘味があります。一度口にするまでには、非常に勇気が要りますが、いったんはまると抜けられないのも、ドリアンの魅力。産地でもその強烈な匂いゆえに、一流ホテルでは持ち込み禁止になっています。

 いま、このドリアンと「特異な異臭」ということで、人気を二分しているのが「ノニ」ではないでしょうか。「ノニは」ポリネシアの島に住む人々から「ハーブの女王」「神からの贈り物」と呼ばれている果物です。ノニの木は、最大で5〜8mにもなり、葉の直径が30cmとかなり大きい植物です。しかも、木の成長がとても早く、種を植えてから約8カ月で実をつけるといいます。
 通常の果実は1年に1回、花が咲いた後に実を付けますがノニの木は、1年に4回花が咲いて実がなるのです。 しかも1つの実に対して20〜25個もの花が咲くのです。 つまり、一年中花が咲き、実がなっているのがノニの木。その生命力の強さはほかに類を見ません。
 
最近、ノニは「ジュース」として日本でも目にするようになりました。神秘の生命力を秘めたポリネシアの伝統のハーブ。栄養素が実に140種類も含まれているといいます。

 みなさんも今度熱帯リゾートを訪れたら、南国フルーツのパワーを試してみませんか。


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