ブルーベリーは本当に眼に効く?
 春に釣り鐘状の白い小さな花を咲かせるブルーベリーは、夏に濃い青紫色の果実を熟します。原産は北米及びカナダの一部で、欧米では広く親しまれてきました。昔からアメリカインディアンが果実を常食にしていたほか、葉をせんじて飲んでいたという記録もあります。日本に入ってきたのは約50年前ですが、生産量が増えてきたのはここ数年です。栽培種には、ハイブッシュ・ブルーベリーとラビットアイ・ブルーベリーの2種類あり、収穫期は、ハイブッシュが6月上旬から8月下旬、ラビットアイは7月上旬から9月上旬です。
 果実は生食のほか、ジャムやジュースに加工されたり、アイスクリーム、パイヨーグルト、フルーツソース、ゼリー、ケーキなどの洋菓子に使われます。最近では、キャンディー、ガムなどにもブルーベリー風味のものが親しまれるようになりました。

 ところで、ブルーベリーの「効能」というと、「目がよくなる」と言われますが、これは本当なのでしょうか。この効能が注目されるようになったのは、第二次世界大戦中、ブルーベリージャムが大好きだったイギリスの空軍パイロットが、「飛行中、薄暗がりの中でも物体がはっきり見えた」と言ったことがきっかけになったと言われています。以後、フランス、イタリアなどで研究が進められ、ブルーベリーの果皮に多く含まれる赤紫色成分であるアントシアンには、目の機能を高めることが、明らかになりました。日本ではまだ研究段階で、臨床例はありませんが、ヨーロッパではブルーベリーのエキスや錠剤が、眼科系疾患の治療薬として使われているそうです。

 ところで、目をよくするために必要な摂取量は、生のブルーベリーだと1日に30粒以上。「ちょっと大変だな」と思ったら、ジュースや健康食品を利用してみるのもいいかもしれません。アントシアンの作用には即効性があり眼精疲労の場合なら、摂取後約4時間程度で効き目が実感できます。ブルーベリーに秘められた不思議な力は、パソコンなどのOA機器で目を使う機会が多くなっている私たちにとって、「ベリー・グッド」なものとなりそうですね!


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