チーズ博士に聞いてみよう
2000年度の日本のチーズ消費量は、約26万トン。前年に比べ6%増加しました。ピザ、チーズケーキが流行し、ワインやイタリア料理がブームとなり、加えて海外旅行や情報誌などによりチーズの認知度も高まるなど、様々な要因がチーズの需要を伸ばしてきました。

チーズは日本でも作られていますが、輸入されるチーズもかなりの量です。昨年度は、ついに20万トンを超えました。こちらは10年間で約2倍の成長です。相手先を見ると、1位がオーストラリア(45%)、2位がニュージーランド(25%)、3位がデンマーク(6%)です。チーズショップやレストランで多く見かける、フランスやイタリアのチーズは、わずか1%を占めるに過ぎません。あまり目にしないオセアニアのチーズ、実は、「原料用」として多く使われているのです。家庭でもおなじみの日本産のプロセスチーズは、原料の約8割が輸入されたチーズです。また、宅配ピザや冷凍食品、惣菜などに使われているシュレッド(おろした)チーズも輸入チーズがほとんどです。オーストラリアやニュージーランドは乳量が豊富で、高度に合理化された生産設備を持ち、顧客のニーズに成分を合わせるなど、安価、安定供給が求められる原料用チーズとしては最適のものを世界へ、特にアジアへ提供しています。

空輸されるチーズは順調に増加し、フランス・イタリア産が両国合わせて7割を占めています。輸送手段の発達のおかげで、現地の市場、レストランで供されるのと同じ鮮度のものが、日本でも味わえるようになったのです。
チーズを素材として加工するだけでなく、そのままの姿・味を食卓で楽しむ(=直接消費)ことが浸透しつつあります。日本の一人当たり年間チーズ消費量はようやく2kgになりましたが、ヨーロッパでは15〜20kg。日本ではさらなる成長が期待される食材です。

<参考資料>
*農林水産省「チーズ需給表」
http://www.maff.go.jp/work/press010515-1.pdf


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